
1915(大正4)年に当時の野付牛村(現・北見市)から分村し110年を迎えた置戸町で16日、開町110周年記念式典が開かれた。
町中央公民館に集まった約170人が町民憲章を唱和。深川正美町長が110年を「冷害や大火、過疎の進行、鉄路の廃止など苦難が多かった」と振り返り、最近10年では「人間ばんばは新型コロナの影響で2年間中止になったが地域の活力で復活した」と胸を張った。「困難なときこそ新たな発想で最初の一歩を踏み出すことが大事。先人に感謝し、努力を惜しまず未来を切り開いていくことを誓う」と式辞を述べた。
長年にわたり子ども達の食育に携わった佐々木十美さんら自治会活動や公民館運営などに貢献した16人と1社を功労表彰。受彰者を代表し、神宮龍太郎さんが「まちは小さくても開町120年、130年へ、きらりと光る置戸町であり続けてほしい」と希望を述べ、謝辞に代えた。
結びに、同町町議会の岩藤孝一議長が「一人ひとりの知恵と力を出し合い、よきふるさと置戸を伝えられるようお互い努力することを誓う」と述べ、明日への誓いとした。
16人1社 功労表彰
町功労表彰の受彰者は次の通り(敬称略)。
▽神宮龍太郎、佐藤勇治、佐々木十美、菅原治司、㈱ゴダイ、羽根石晃彦、長田保、森岡邦子、鈴木良吉、村中さち子、藤川伸生、橋田昌明、大矢孝幸、岡田章、佐藤次男、有馬ゆかり、千葉裕子 (寒)
