北見市は、財政健全化アクションプランに基づき今年度末で廃止する「おんねゆ温泉花公園施設」(留辺蘂町花丘)を一般競争入札により売却する。25日に開かれた市議会産業経済常任委員会に報告した。
同施設は2007年に開設。四季を通じて様々な花が鑑賞できる「おんねゆ温泉花公園根々の丘」(4・6㌶)と木造平屋建の「おんねゆ温泉農業交流センター花えーる」(延床面積418平方㍍)で構成される。花えーるは、チーズやパン作りが可能な調理加工室や研修室を備え、地域住民の活動の場となっている。
しかし、人口減少で施設利用者の増加が見込めず、経年劣化による修繕費が掛かることなどを理由に市は廃止を決定した。
売却は一般競争入札で行い、最低譲渡価格は土地が97万970円、建物などが150万8900円の計247万9870円。
利用団体からの要望を踏まえ、譲渡の条件として売却後も貸館機能を継続することとしている。
公募期間は28日から12月26日まで。来年1月29日に入札執行、2月下旬に本契約締結、4月以降所有権移転の運びとなる。 (柏)
