迫力の声で 金を出せ

2025-12-01 掲載

(北見市/社会)

留辺蘂郵便局で強盗対策訓練

局員が対処法を確認

 留辺蘂郵便局(長谷川雅洋局長)は北見警察署の協力のもと、強盗事件発生時の対処方法について、強盗対策模擬訓練を実施した。

 事前に局員には「発生日時だけ告げられていて。どんなことが起きるのか分かりません」と内容を伏せて実施。局員のほか置戸や訓子府、温根湯など近隣郵便局の局長らが後方で訓練を見守った。

 同署員が扮する黒づくめの犯人役が出入口から侵入。拳銃らしきものを向けて「金を詰めろ」と大声で要求。無抵抗ポーズで時間の引き伸ばしをする局員に再度迫って脅した。

 模擬紙幣を詰めた袋を抱え逃走をはかる犯人役を局員が追いかけカラーボールを投げつけ、局内では警察に110番通報した。訓練後、女性局員は「迫力があって動くことができず、非常スイッチを押すことができませんでした」と反省。それでも犯人役の姿格好はよく覚えていて報告書に書いた。

 一連の動きを見守った同署生活安全課の署員は「まず自分の安全を第一に考えてください」と講評。「もしもの際は、誰が何をするという役割を決めておけば対処が重ならない」などと付け加えた。

 長谷川局長は「実戦的でよい訓練になった。万一の際に役立つはず」と振り返った。 (寒)

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