
管内漁協と連携する北見工業大学の生活協同組合食堂(学食)で、オホーツク産ホタテを食材に献立「ホタテ丼」と「ホタテ干し貝柱スープ」が2日間限定でメニューに加わった。学生の多くがホタテが好きなようで、次々と注文していた。
同大学は管内漁協と2019年に、水産資源を活用した研究や情報発信、人材育成を共同で行う包括連携協定を締結。ほかにも農協との連携も深め、同生協はオホーツクの漁業と農業の食の魅力を学生達に伝えている。
今年は管内漁協からホタテの貝柱17㌔と干し貝柱を仕入れ、学食の調理師が腕をふるった。丸ごと貝柱4玉の刺身がのった「ホタテ丼」を注文した学生は「ホタテは好きだけれど、高いので普段は食べられない」と話し、「プリっとしていて、かむほどにうま味が出てくる」と笑顔で頬張った。「ホタテ干し貝柱スープ」も「丼に合う」と好評だった。
管内漁協と同大学の連携協定は、日中関係の悪化に関わらず続けられている。同生協は「道外から北見に来ている学生も多い。せっかくなのでオホーツクのおいしさを知ってもらいたい」と心を込めて提供していた。 (寒)