
美幌警察署は、美幌保育園の園児がエゾシカとの衝突事故への注意や速度抑止を呼びかける動画を美幌、津別町内の公共施設など20カ所で上映している。
動画はエゾシカ、速度抑止ともに約3分間。ドライブレコーダーの映像を交えて、シカとぶつかった時の衝撃の大きさや、速度超過で制御を失った時の恐ろしさを伝え、園児たちが「山道はシカさんが出るから危ないよ」「スピードは出し過ぎないでね」などと声をそろえて呼び掛ける内容。両町の役場庁舎や温泉入浴施設、信金、ドラッグストア、スーパーなどデジタルサイネージがある施設で上映している。
美幌峠では、レストハウス2階の大画面で上映され、訪れた観光客らが見入っていた。
動画を編集した地域係の大澤上毅巡査部長(27)は「ドラレコの映像を使ったので臨場感ある動画になりました。園児たちの訴えに耳を傾けてくれたら」と話した。
11月27日は、飲酒運転根絶や速度抑止などを訴える園児たちの音声を流しながらパトカーが走行する「メロディパトロール」も行われた。 (浩)