
北見市常呂出身の3選手を含む、カーリング女子日本代表チーム(フォルティウス)が念願のオリンピック切符をつかんだ。
8カ国によるミラノ・コルティナ冬季オリンピック女子カーリング最終予選。日本はノルウェーに丁寧な試合運びで6―5で勝利し、本選出場権を獲得した。
いずれも常呂出身の近江谷杏菜選手(36)は2010年バンクーバー大会以来16年ぶり、小野寺佳歩選手(34)は14年ソチ大会以来12年ぶりそれぞれ2度目の五輪出場となる。
同じく常呂出身の吉村紗也香選手(33)は初出場。高校生のときから5回目の挑戦で、大舞台を予約できた。大会前、長野五輪男子カーリングで日本代表スキップを務めた常呂の敦賀信人さん(48)は、同世代が常呂で高めあっていた中で「吉村さんは(オリンピックへ)行っていない。今回は行ってもらいたい」と話していた。
チームには常呂のカーリングのレジェンド、船山弓枝さんがコーチで帯同し、盟友の小笠原歩さんが日本カーリング協会から派遣されコーチに加わった。まさに常呂出身者により「総力戦で勝ち取った出場権」と吉村選手。「私達遅咲きだから」と自己表現する選手達に最終切符と満開に咲き誇る晴れ舞台が用意された。 (寒)