北海道北見バス(本社北見市)は来年1月1日から、一般乗合バス路線の運賃を値上げする。
同社は1997(平成9)年以来28年間、消費税改定以外の運賃を改定せずに一般乗合バスを運行。しかし近年は燃料費や人件費などの高騰に加え、運転手の確保や車両維持コストが上昇し、運行収支の深刻な悪化を招いていた。
そのため同社は安定的なサービス維持に向け今年8月、北海道運輸局に運賃変更を申請。市民への意見公募、北見市や交通事業者らでつくる運賃協議会の承認などの手続きを経て改定の運びとなる。
実質平均改定率は27・5%で、市内線は現行の210円から270円に、郊外線は初乗運賃が現行の150円から190円に改定となる。
同社は「ご利用のお客様にはご負担をおかけすることになりますが、ご理解をいただきたい」と呼びかけている。