
北見美山小学校で12日、1年生と近隣の保育施設に通う年長児が交流する「あきのたからものランド」が行われた。1年生52人が落ち葉やどんぐりなど秋の自然素材を使った手作りの遊びを準備し、園児達を迎えた。
幼保小連携の一環で、認定こども園の美山遊子と緑ヶ丘遊子、キューピーキャッスル保育園の3園から約50人が来校した。
教室には、1年生が考え準備してきた8つのコーナーが並んだ。木の枝で作った釣りざおとカシワの葉を貼った魚を使う釣りコーナーのほか、どんぐりのコマ遊びや松ぼっくりの工作などがあり、1年生は園児を気遣いながら優しく遊び方を説明していた。園児達はわくわくしながらコーナーを巡り、在校生との触れ合いを楽しんだ。
同校ではこのほか、園児が運動会や学習発表会の練習を見学したり、教頭が園を訪問して学校生活について講話を行ったりするなど、連携の取り組みを進めている。交流を通して、小学生は年上としての自覚を深め、園児にとっては入学への期待を高める機会となっている。 (理)