
認知症の人やその家族、地域住民らが気軽に集い交流する「オレンジカフェぼたん」がこのほど、北見市花月町の小規模多機能ホーム「ゆうゆうぼたん園」で開かれた。施設利用者や地域の高齢者ら約15人が参加し、昭和の懐かしい歌謡曲を口ずさみながら、和やかな時間を過ごした。
この日は、認知症デイサービス施設での勤務経験があり、趣味で演奏活動を楽しむ留辺蘂の加藤稚之(まさゆき)さんが伴奏を担当。エレキギターで「あゝ上野駅」や「川の流れのように」など、1960(昭和35)年から1989(平成元)年に発表された計13曲を演奏し、曲が発表された当時のニュースや社会背景にも触れながら、集まった人達と〝歌声喫茶〟を楽しんだ。
参加者は歌詞カードを手に、声を合わせて歌を楽しみ、「久しぶりにみんなで歌えて楽しかったわ」と笑顔を見せた。中には若い頃の思い出がよみがえり、目に涙を浮かべる人の姿もあり、音楽を通じて過去の自分に再会するような、心温まるひと時を過ごした。 (理)