〝新しい認知症観〟を多くの人に

2025-09-25 掲載

(北見市/社会)

留辺蘂図書館で
「オレンジカフェ はあとふる」

認知症月間にちなみオレンジマルシェも開催
地域の園児とお年寄りの共同制作も展示

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 北見市高齢者相談支援センター留辺蘂(北見市留辺蘂・温根湯温泉地区地域包括支援センター)の「オレンジカフェ はあとふる」がこのほど、市立留辺蘂図書館で開かれた。9月の「認知症月間(世界アルツハイマー月間)」にちなみ、年に1回のオレンジマルシェも開かれ、賑わいをみせた。

 認知症の人や家族、地域住民など誰でも自由に参加できるオレンジカフェ。同留辺蘂では2カ月に1回、自治区内各地で開いている。

 オレンジマルシェは昨年から同月間に合わせて開催。地域の事業所や地域住民らによる野菜やパン、手芸品が販売され、お年寄りをはじめ、多くの人が訪れた。

 オレンジカフェでは買い物を楽しんだ人達らがお茶やコーヒーを飲みながら会話をしたり、ぬり絵やおりがみを楽しむ人の姿も。血管年齢などが分かる健康測定も設けられた。

 参加したグループホームで暮らす90代の男性は「みんなと話せるから楽しいね」と笑顔。地域サロンを開くなど活動している80代の男性は「認知症でも何もできなくなるわけではなく、できること、楽しめることがある。新しい認知症観を多くの人に知ってもらうことが大事だと思う。いろいろな形のオレンジカフェがありますが、このような形(マルシェ)もいいですね」と話していた。

 また、同月間に合わせ、地域のさかえ保育園、おんねゆ保育園の園児とグループホームのお年寄りがいろ紙や手形で作成した共同制作も、同図書館内に展示している。28日まで。 (菊)

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

キーワード

  • オレンジカフェ
  • オレンジマルシェ

関連記事

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー