PTA、学校、経済団体が意見交換
■提言
同市教委は今年度当初予算に「魅力ある高校のあり方検討事業」(80万円)を盛り込み、市内にある桂陽高校と南ケ丘高校の魅力づくりなどについて意見を交わす検討協議会を設置。構成メンバーは両校の校長やPTA、経済団体関係者らで、昨年7月に本格的な議論をスタートさせた。
協議会の設置前、同市教委は前身となる懇話会を立ち上げ、数回の会合を重ねて準備を進めてきた。
桂陽高と南ケ丘高校は「道立」だが、網走市教委は昨年から地元高校の存続に向けた取り組みを加速させた。
背景には、網走商工会議所からの提言がある。
2年前の6月、網商は地元高校の間口維持、そして存続に向けた提言書を、水谷洋一市長に提出。進む人口減少に伴い、地元高校の生徒確保はまちの重要課題と位置付け、「地域の発展には若い世代のエネルギーと新しい視点が必要不可欠」(提言書より)と危機感を募らせている。
市内の中学卒業者は減少傾向続き
魅力アップへ両校が独自策展開
■歯止めかからず
網走市は、子どもの減少に歯止めがかからない状況が続く。
道教委が公開する網走市の中卒者は2027年までは260人前後で推移するものの、30年には176人に減少する。市内関係者によると、10年以内には「140人台を割込むというデータもある」。
桂陽高の25(令和7)年度入学生は103人で、5年前と比べ40人ほど減少。南高は近年、1学年定員160人をキープしているものの、20(令和2)年度から1間口減の1学年4クラス編成となった経緯がある。
こうした状況の中、桂陽高と南高は独自の魅力アップ策に挑んでいる。
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次回は、両校の取り組みの一部を紹介する。
