
北見市出身のスキー競技者、出口達稀さん(北翔大学4年)が第36回全日本スキー技術選手権大会に出場する。不得手だった大回り種目が今回の道予選では高く評価され、新たな境地で大舞台に挑む。
ターンの美しさやスピード、バランスなど複数の視点から審査されるスキー競技。アルペンとの違いについて出口さんは「回転・大回転といった競技はタイムで明確に結果が表れるが、技術選はこれだという正解はなく、選手が個性を持ちながら競技できるところに魅力を感じる」という。
小学校から高校まで、北見若松市民スキー場でスキー少年団(北見JAR)で活動した出口さん。北見商業高校2年で北海道ジュニア技術選で優勝、高3で全日本ジュニア5位の好成績を収めている。
道予選は1日まで、後志管内ルスツリゾートスキー場で行われ、192人がエントリー。予選と決勝の計7種目による厳しい争いが繰り広げられた。
これまで小回り種目を得意としてきた出口さんだが、今回はロングターン(大回り)が予選、決勝ともに種目別5位。ごまかしのきかない基本の滑りが評価されて「大回りもやれるんだと嬉しかった」と自信をつかんだ様子。一方、こぶや荒れたバーンの不整地滑走は種目別28位。練習の機会の少なさを露呈した。
全国大会に進出できる、30位以内くらいを目標としていたが予選と決勝を合わせて14位。上には超一流選手だらけで、堂々と全国大会出場権を獲得した。
全国大会は3月秋田県で開催。全国からプロスキーヤーら200人を超す強豪が出場する。「50位以内をめざしたい。順位よりも自分らしさが表現できれば」と柔和な表情で意欲を語る。
束の間の帰省で8日、北見若松市民スキー場で行われた道ジュニア技術選北見予選会に顔を見せ、小中学・高校生選手らを前に競技の前走を務め、お手本の滑りを披露した(写真下)。 (寒)
