
全日本司厨士協会北海道地方本部が、美幌町内の食品事業者の商品改良や開発を支援する連携事業の成果発表会が10日、しゃきっとプラザで開かれた。
本部と町が2023年に結んだ連携協定に基づく取り組み。主に商品のレベルアップを提案する「食品アップリフトアドバイザリー事業」と特産品づくりを支援する「地域特産品開発支援事業」の2つで、この日は25年度に応募した3つの事業者の取り組みを、本部の舟橋裕司幹事長、出村明弘企画運営局長が発表した。
「食品アップ―」では、JAびほろが扱うジャガイモ「サッシー」を活用するグラタン、日本甜菜製糖㈱美幌製糖所の「まろやか甜菜糖」を使う山本菓子舗のブールドネージュ(小さな丸いクッキー)について発表。舟橋幹事長は「グラタンにとってジャガイモは最大のパートナー。甜菜糖を使ったクッキーは食の安心安全と、広大で肥沃な大地を感じさせる」と話した。JAびほろ総合企画推進室の柳沼玲太さんは「方向性が明確になった。継続してよりよい商品を目指したい」、山本菓子舗の伊藤枝里さんは「地元を応援できるようなお菓子をつくることができ、自信につながりました」と述べた。
特産品開発支援では、町や美幌商工会議所、美幌観光物産協会と連携し、町内産のメープルシロップを使ったプリンを発表。舟橋幹事長は「メープルシロップは味に加え健康にも良いスーパーフード。美幌の取り組みが産業として育っていってほしい」と話し、シロップを生産する美幌樹液研究会の平野達雄さんは「父が研究を始めて40年。取り組みでブランド化が進めば」と期待を込めた。
協定に基づく取り組みでは、25年に美幌峠レストハウスで洋食のフルコースを味わうガストロノミーも開催。平野浩司町長は「開発支援、ガストロノミーとも今後も続け、町内外の人が訪れるようにしたい」と支援を継続する考えを示した。 (浩)
