■2年半
2023年の夏、市内B中学校に通う生徒が亡くなった。同市教委は亡くなった原因を調べるため、いじめ重大事態と認定したのち、同年10月11日に第三者委を設置した。
生徒が亡くなってからの後日、B中学校は生徒全員の保護者(当時)に第三者委が設置されたことを伝える文書を配付。設置された主な内容は次の通りだ。
①生徒が亡くなったあとに同市教委に寄せられた匿名情報の中に、「『いじめがあったのでなないか』とする内容があった」(当時の同市教委担当者)
②(当時の)全校生徒を対象にしたアンケート・聞き取り調査の回答から「学校生活に関する要素が全くないとは言い切れない」(保護者への配付文書より)
■1年間で4件
23年は、B中学校のほかにA中学校での3件のいじめ問題について第3者委が設置されている。「『1年間で4件』は全国的にも異例中の異例」(当時の学校関係者)だった。
4件のいじめ問題を扱う第三者委が設置された23年以降、網走市内の小中学校で起きたいじめ問題で、「重大事態」と認定されたケースはゼロという状況だ。
一方で、市内小中学校で認知されたいじめ件数は増加傾向にある。
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次回は、市内小中学校のいじめ件数の推移や同市教委のいじめ対策などを紹介する。
