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北見市の流出農地復旧事業

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2017/03/21掲載(北見市/社会)

畑用土砂の重金属調査未実施

昨夏の大雨災害で被災した北見市内の流出農地復旧事業で、畑に入れた土砂の重金属調査が未実施だったことが分かった。土砂は常呂川河川敷の掘削土で端野一区の畑に土砂8千立方メートルを入れており、北見市は16日、「土の安全性が未確認だった」として対象となる畑の緊急土壌調査を行うことを決めた。

端野の畑に8千立方メートル
市が緊急の土壌調査へ

農地に入れる河川掘削土の搬出作業(北見市端野)

農地に入れる河川掘削土の搬出作業(北見市端野)

土砂の移動に伴う土壌汚染対策法に基づく土壌の重金属調査は9項目(水銀、ヒ素、シアン化合物、カドミウム、六価クロム、セレンなど)ある。農地に入れた土砂の調査は網走開建北見河川事務所が掘削前に汚染の恐れのある総水銀の1項目だけを行っていたが、その土を畑に入れる市が残りの8項目について確認する必要があった。

 市農林整備課によると、昨年9月、市は流出した農地のベースとなる心土(深さ50センチ~1メートル)として河川敷土砂の再利用を依頼。市は11月から端野町一区にある土砂堆積場から周辺の農地8圃場計4ヘクタールに8千立方メートルを入れる災害復旧事業を始め、28年度分については今年1月に完了させた。29年度も同事業を行う計画という。

 同課は同事務所が行った調査内容を確認しないまま、事業に着手。その際、端野総合支所は被災農家に「ジャガイモシストセンチュウについての土壌調査は市が行っている」と説明していたという。

 常呂川水系は廃坑となった水銀鉱山がある一方、昭和40年代に工場排水などで汚染が広がった経緯がある。河川敷には不法投棄も含め、様な有害物質の可能性がある。オホーツク総合振興局によると、農地に河川敷の土を入れる場合、重金属調査は安全性の確認のために必要な手続きという。

 本紙の指摘を受け同課が16日に同事務所に確認し問題が発覚。同課は「重金属類についての安全性が確認されていない以上、4月にも畑の土壌調査を行いたい。万が一にも汚染されていた場合の対応も検討したい」と話している。(澄)(問題の核心は検証記事に掲載します)