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弱気は最大の敵

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2018/07/03掲載(網走管内/スポーツ・教育)

紋別高・柴門尚憲投手

1年春から支部大会を投げ抜いたエースがついに代表の座をつかんだ。全国高校野球選手権北・北海道大会北見支部予選のAブロック代表決定戦(1日、北見市営球場)で紋別高校が北大会初出場を決めた。網走南ヶ丘高校の出鼻をたたいて挙げた1回表の2点をエースの柴門尚憲投手(3年)が被安打1で守り切った。守備陣も無失策で応え、100回を数える記念大会に、新たな一歩を記した。

3年間投げ抜き、ついにつかんだ北切符

紋別市上渚滑町の柴門投手は、中学校には野球部がなく、中学時代は陸上部で走り幅跳びの選手だった。高校入学後の5月、少年野球の経験を誘われ、野球部に入部。小学校のときには好きな野球をするために滝上町の少年団に通っていた。

 高校入学の年の4月、紋別市に任期付き職員として採用され、同校の臨時コーチに就任していたのが北海道日本ハムファイターズの元選手で球団職員の浅沼寿紀さん(28)。

 柴門投手は入部まもない1年生の5月、「部員数が少なかったので」と春季支部大会で公式戦投手デビュー。6回からリリーフすると、終盤の逆転劇を誘い、勝ちを呼んだ。その後の3年間、連投を避けた試合を除き、同校のほとんどの試合で登板してきた。

 昨秋、今春と支部大会準決勝敗退。惜しいところで、突き抜けることができなかった。それでも柴門くんらナインに、浅沼さんは「一緒に北大会に行こう」と声を掛け続けた。

 浅沼さんから教わったことについて、柴門投手は「技術面はもちろんですが、僕にとっては投手としてのメンタル面を成長させてもらえました」という。

 今大会の直前に、浅沼コーチが選手一人ひとりに手書きのメッセージカードを贈った。柴門投手には「弱気は最大の敵」「平常心」と題し、「気持ちのこもったボールは絶対に打たれない!自分を信じて、仲間を信じろ」とつづってあった。柴門投手は代表決定戦の途中、ベンチに戻るとこのメッセージを読み返し、「勇気をもらった」という。

 最後まで集中を切らさず、ここぞという場面ではマウンド上で吠えてみせた。この日の投球は「3年間のベストピッチ」と胸を張る。その陰には春の大会敗退後、投手陣だけが毎日の練習後も居残ってランニングした隠れた努力もある。柴門投手と部員仲間、浅沼さんの夏は、まだまだ終わらない。(寒)

 

浅沼コーチを胴上げする紋別高ナイン

浅沼コーチを胴上げする紋別高ナイン

浅沼コーチから贈られたメッセージカード

浅沼コーチから贈られたメッセージカード