人が暮らす〝今〟と〝未来〟を探そう!!

北見市・網走市・美幌町・大空町・津別町・置戸町・訓子府町の2市5町に約85,000部を所定エリア全域配布

【オホーツクの情報源/伝書鳩WEB】

北見市で発行される日刊フリーペーパー 情報誌 チラシのポスティング 広告 所定域の全戸配布・部分配布 WEBコンテンツ オホーツク特選街・サイト制作
サイト内メニュー
会社案内メニュー

防災を考える

tweet
2019/09/14掲載(置戸町/社会・教育)

置戸中学校の防災教育㊤
修学旅行で被災地訪問“生の声”を聞く

 置戸中学校は防災教育に力を入れている。震災学習として2017年から、3年生が修学旅行で東日本大震災被災地の宮城県や岩手県を訪問。建物を見学したり、被災者の体験談を聞いている。今年7月には北海道、置戸町などと連携し、全校生徒が授業で防災を考える一日とする「一日防災学校」を行った。地震体験車(起震車)への乗車、段ボールベッドの組み立てを通じ、災害時の対応法を学んだ。同校の取り組みを2回に分けて紹介する。

報告会には地域住民も参加
学んだことを壁新聞に

廊下に掲示の震災学習壁新聞

廊下に掲示の震災学習壁新聞

 置戸中学校の今年の修学旅行は3年生20人が5月7~10日まで被災地を訪れ、震災遺構として残されている仙台市の荒浜小学校や松島・瑞巌寺などを見学。岩手県三陸鉄道の震災学習列車に乗り、震災当時の状況を被災者から聞いた。

 6月には修学旅行報告会が校内で開かれ、生徒や教職員だけでなく、防災関係者や地域住民も参加した。

 荒浜小の2階まで津波が押し寄せたことを聞き、3年生は衝撃を受けた。岩手県釜石市では震災の語り部からさまざまな取り組みを聞いた。釜石で避難した住民が玄関に貼る「避難しましたカード」という制度が置戸でも導入できないかなどと報告した。生徒は壁新聞を作り、廊下に掲示している。

 昨年の胆振東部地震後、3年生の生徒会役員が中心となり「修学旅行の震災学習で学んだことを生かし、自分達にできることは何か」を考え、生徒や保護者に義援金への協力を呼びかけ、日本赤十字社置戸町分区を通じて被災地に届けた。

 その伝統を引き継ぎ、今年の3年生の生徒会役員は6月の山形県沖地震発生後、素早く生徒らに義援金を募り、同様に被災地へ善意を送った。

 釜石の小中学校では避難訓練が盛んに行われ、小中学生は「率先できる人になれ」という教育を受けているそう。震災時、小中学生が率先して逃げる姿を見て大人も逃げて多くの人が助かった。

 地震後の義援金への協力呼びかけは釜石の「率先できる人になれ」という教えが置中生に強く響き、しっかりと根付いている証かもしれない。   (成)