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連載 水谷市長の給料 (完)

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2019/10/18掲載(網走市/政治・本誌連載)

~静かなる変更~
市長自身に質問書、回答の原文紹介

 自身の給料月額を「76万円」から「95万円」に変更した、網走市の水谷洋一市長。本紙は水谷市長に対する質問書を市秘書係長を通じて渡し、①「95万円」に戻した理由②なぜ、もっと早い段階で市民に周知しなかったのか―について答えてもらった。
※質問書は10月2日に市役所の秘書係長に手渡し、回答書は同4日夕方に市役所で受け取った。

「減額措置期間が終了したから」
行革の取り組み「一定の成果を得た」

水谷市長から本紙への回答書

水谷市長から本紙への回答書

■期間が終わったから

 質問①についての回答を原文のまま紹介する(回答文の最後の段落文章は割愛した)。

 水谷市長の回答「市長給料は、特別職給与の特例条例を制定し、期間を定めて減額を実施してきましたが、平成30年11月までとした期限が終了したことから、本来条例で規定されている支給となったものです」「4次にわたる財政改革の取り組みを行い、これまで実施してきた一般職員の給料の減額措置を平成28年3月に終了し、この間の取り組みが一定の成果を得たものと考えております」

■解説1

 水谷市長の回答ポイントは次の通りだ。

 A、給料を元に戻した理由は「特別職(市長、副市長、教育長)の減額措置期間が終了したから」

 ―Aは、とてもシンプルな答えだ。

 B、「一般職員給料の減額措置期間が終了したから」

 ―Bについては、第3次行革推進計画から実施した、市独自の減額措置期間が終わったから―というシンプルな考え。

 ちなみに、今年4月1日現在の市職員の平均給料は29万9900円で、前年と比べ500円の増額だった。※両年とも行革推進計画による減額措置期間は終了している。

 C、「第1~4次にわたる行革が一定の成果を上げたから」

 ―Cについてもシンプルな答え。「一定成果」とは何を示すのか、もう少し具体的な数字を示してほしかったところだが、回答書には関する記述はなかった。

■期間が終了しただけ

 質問②についての回答は次の通り(原文)。

 水谷市長の回答「市長給料の減額措置は、ご承知のとおり、あらかじめ期間を定めて条例制定したものであり、その期限が終了したことから、本来の条例に定める支給となったものです」「市長を含む特別職の給料については、毎年、『広報あばしり』10月号に掲載し、市民の皆様に周知を図り、明らかにしているところです」

■解説2

 回答を要約すると「あらかじめ決まっていた給料の減額期間が終わったというだけなので、毎年の『広報あばしり』10月号で市民に給料月額は周知しているのだから、早急に市民に知らせることはない」ということか。これもシンプルな考え方だ。

 ―・―・―・―

 水谷市長の回答内容は、記者の取材に応じてくれた市幹部職員らの言葉とほぼ同じだった。異なるのは「(市の財政の)危機的状況は脱した」という言葉がなかった点だ。

 想定した回答だったが、水谷市長自身のお考えをもう少し聞いてみたかった。「95万円に戻した理由は、現在の国内外の社会情勢、まちの経済状況、今後の財政状況、庁舎建設などに伴い市民に背負わす負担―など様々な観点を基に、悩み、悩んだ末に決定しました」―。記者はこんな回答に期待していたし、水谷市長と直接、議論できなかったのが残念だ。         (大)