合同納骨塚に共同墓誌整備へ
合同納骨塚に共同墓誌整備へ
2020/04/01掲載(北見市/社会)
北見ケ丘霊園の…
故人の氏名など掲示、年内に供用開始
北見市は2020年度、北見ケ丘霊園の合同納骨塚に故人の氏名などを掲示する墓誌を整備する。新年度予算に設置費用約350万円を計上した。
利用者急増、設置希望する声に応え
北見ケ丘霊園の合同納骨塚
合同納骨塚は、1カ所に複数の遺骨を納める合葬式のお墓。北見市は2013年、約2千体を収容できる合同納骨塚を同霊園に設置。今年1月末現在、1115体が永眠している。
市は埋葬されている故人の氏名を台帳データで管理しているが、現地に氏名などを記す墓誌はなかった。近年は納骨塚の利用者が急増し、氏名を残したいと希望する声も増えてきたため、環境整備の一環として共同墓誌を新設する。
予定しているのはアルミ製の掲示板型の墓誌(高さ2㍍、幅5㍍)で、合同納骨塚の横に設置。氏名や没年月を記載する縦15㌢、横4㌢ほどのマグネット式プレートを500枚掲示できるようにする。使用料は1枚5千円程度の予定で、調整を進めている。
市環境課は「今後は遺族など使用者への意向調査を行い、年末までに掲示を開始できるようにしたい」と話している。 (柏)