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流氷去り常呂漁港動き出す

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2020/04/06掲載(北見市/社会)

ホタテ漁の漁場造成や新造船の進水・試運転も

 流氷が去った北見市常呂の常呂漁港で、春の漁に向けた準備が始まっている。陸に上架していた漁船を下ろす作業のほか、なかには新しく建造した漁船の進水もあり、今年も豊漁をと浜が動き始めた。

豊漁願い…徐々に活気戻る

大漁旗を掲げ、港内で試しの巡行をする新造船の第八十一天照丸

大漁旗を掲げ、港内で試しの巡行をする新造船の第八十一天照丸

 流氷帯は、遠く水平線に見えるかどうか。外海でのホタテ漁は本操業を前に、前年漁獲した海域を整備する漁場造成が始まった。今年は3月20日から行われ、巨大なレーキのような八尺と呼ばれる漁具を使い、今年放流する海底を均している。

 新しく建造した漁船を漁業関係者は新造(しんぞう)船と言い、船おろしと呼ばれる進水は我が子の入学式のようにともに喜び合う。常呂漁協によると、今春は漁協所属の船3隻と個人の漁船3隻がデビュー予定だそう。

 大安吉日の4月1日には澤向漁業部・62歳男性方の漁船「第八十一天照丸」(3.4㌧)が晴れて船おろしに臨んだ。

 建造したのは岩手県大船渡市の造船所。澤向さん方と代々つき合いのある造船所だが2011(平成23)年の東日本大震災により船の型枠も図面も流された。62歳男性は縁を大事にし、復興への希望も添えて発注した。

 進水したのはサロマ湖のホタテ養殖に使われる漁船。軽量で強固なFRP製の船体に最新のGPSやレーダーを備え、関係者が見守るなかヤンマー製エンジンに火が入ると、港内に心地良いエンジン音が響いた。

 同船での操業を任されるのは同漁業部4代目の男性(35)。今、ホタテの出荷は他の産業と同様、新型コロナウイルスの影響を受け厳しい状況だが、それでも「あらためて頑張ろうという気持ちになりました」と高ぶる心を抑えつつ前を向き、舵(かじ)を握る。

 この後も春の良き日に順次船おろしが行われ、浜に活気が戻る。         (寒)