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連載 網走の秋サケ釣り新たな課題㊦

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2020/10/16掲載(網走市/社会・本誌連載)

西防波堤付近で発生 ミニボートの転覆事故

 今月8日に網走市の西防波近くの海で起きた、エンジン付きゴムボート(通称ミニボート)の転覆事故。乗船者は秋サケ釣りを楽しんでいた可能性が高い。目撃者や行政機関は、事故当時の波の高さを踏まえ「無謀な行為」とする。ミニボートで海に出るには、最低限の基礎知識と天候状況に応じた「出航しない勇気が必要」(網走海保)だ。

「出航しない勇気」必要
風速、波高を考えると「無謀な行為」
海での事故は命落とす可能性も

転覆事故発生時の西防波堤入り口(10月8日撮影)

転覆事故発生時の西防波堤入り口(10月8日撮影)

■漁協も不安

 2年前の9月、網走ではミニボートによる騒動が起きた。記者の取材ノートや記事を基に振り返る。

 当時、2隻のミニボートが網走漁協や市場、荷捌き場などの施設が隣接する港に近づいてきた。このうちの1隻は港内ぎりぎりまで近づき、帰港・出港する漁船と衝突する危険が高まった。緊迫する中、同漁協はスピーカーを通じて速やかに退去するようアナウンスした。しかし、ミニボートはなかなか進路を変更できず、見守る関係者をやきもきさせた。

 記者の取材ノートには、港内での大事故を心配した漁協関係者のコメントが残っている。

 「ミニボートを操縦するための知識、航行に関するルールを学んでから海に出てほしい」とのコメントが印象深い。

■免許いらず?

 ミニボートは、エンジンの大きさなどによっては免許不要で操縦できる。(※注:2馬力未満=出力1.5㌔㍗未満のエンジンを搭載した、全長3㍍未満のゴムボートが対象)

 言い換えると、ボートを操縦する基礎知識、航行ルールを学ばなくても、海に出られるわけだ。秋サケ釣り愛好者らにとって免許不要のミニボートは人気を集めるが不安材料もある。

 2年前の取材ノートには、網走海保署員の話しとして「2馬力以下のエンジンだと強い風が吹くと岸に戻れなくなることもある」と記されている。

■大騒動

 今月8日に起きたゴムボートの転覆事故。ボートは免許が必要な規格だったが、操縦者は当時の波の高さについて、どのような判断を下して出航したのだろうか?

 転覆するまでの一部始終を目撃した男性は「(波の高さを踏まえ)転覆すると思っていた。このような日になぜ海に出たのか不思議」、別の男性は「転覆するか、岸に帰れなくなりそうな波。無謀で信じられない行為」と切り捨てた。

 ……………………

 今月8日の転覆事故の際、網走署や網走消防署は関係車両を出動させ、海保においては航空機を現場上空に向かわせるなど、規模の大きな救助となった。

 最近は“白熱”ぎみの秋サケ釣り。海での事故は命を落とす危険があるほか、周囲に多大な迷惑をかけることを肝に銘じて楽しむべきだ。

「危険なサケ釣り!! 高波の海でゴムボートが転覆」の動画はこちら
https://youtu.be/I-O3MzMR9e4