10月は「LPガス消費者保安月間」
10月は「LPガス消費者保安月間」
2020/10/30掲載(その他/社会)
北海道LPガス協会網走支部が呼びかけ
一酸化炭素中毒やガス漏えい事故に注意を
換気や点火の確認、機器の清掃も忘れずに
10月は経済産業省が定める「LPガス消費者保安月間」。7月に福島県郡山市で発生した爆発事故をふまえ、北海道LPガス協会網走支部は、一酸化炭素中毒やガス漏えい事故への注意を呼びかけている。
郡山市の事故では、休業中の飲食店が大破し、周辺の建物が被害を受けた。また、改装工事中の作業員1名が死亡したほか19名が重軽傷を負った。何らかの原因でガスが漏れ続け、建物内に充満していたものとみられる。
経産省は保安月間の重点項目に添って、業務用厨房機器を使用する業者に対し一酸化炭素中毒事故防止、燃焼器具の適切な使用方法、CO警報器の設置促進など事故防止対策を講じること。併せて一般家庭の消費者に対してもガス機器の適切な維持管理などについて周知を図るようLPガス販売事業者に要請した。
同支部は、「LPガス自体に毒性はない。LPガスを燃焼させるためには大量の空気が必要で、換気不足による不完全燃焼やガス漏れに注意し、LPガスの利点を生かしながら適切に使用してほしい」とし、換気や点火の確認、機器や換気扇の清掃などを呼びかけている。 (柏)