北見公共職業安定所は、来年3月卒業予定の同所管内高校生の職業紹介状況（9月末現在）をまとめた。企業からの求人が前年比2割減少しており、コロナ禍での先行き不透明感による採用控えが目に付く。

　今年度の卒業予定者数は1404人で前年比1.0％（14人）減少。求職者数は269人で、このうち管内への就職希望者が166人で全体の6割を占める。

　一方、求人数（管内分）は472人で前年の612人から22.9％もの大幅な減少。求人倍率は2.84倍で前年比0.05ポイント減少した。

　求人の内訳は建設業が140人で最も多く、次いで卸小売業95人、医療・福祉81人、製造業59人など。ほとんどの業種で前年を下回っている。　　　(柏)