春高バレー全道大会…
春高バレー全道大会…
北見柏陽高校女子 3年生3人がチームけん引
北見柏陽高校女子バレーボール部が、昨年11月の春高バレーの全道大会でベスト8に入った。大会の翌日が大学入試だった2人を含む、3年生3人がチームをけん引。同部として春高バレーでの過去最高成績を挙げた。3人はこれで引退。前主将(3年)は「コロナの影響で高体連が中止になるなど、いつもと違う1年でしたが、これで悔いなく引退できました」と喜びをかみしめている。
過去最高のベスト8に
大会翌日が大学入試の選手も「悔いなく引退できました」
同部では例年、高体連が終わると3年生は引退するが、今年は新型コロナウイルスの影響で高体連が中止になったこともあり、現役続行を希望する3人がチームに残った。
全道大会は11月12日から14日まで札幌市内で開かれ、2人の女子生徒は希望する大学の推薦入試が15日だったが、春高バレーでの過去最高成績となるベスト8進出を目標に掲げ、出場を決意した。
初戦の2回戦は北海道栄、3回戦は帯広大谷と対戦。いずれもフルセットまでもつれる熱戦で、特に帯広大谷戦は『あと1点取られると負け』という状況に追い込まれたが、驚異的な粘りで追いつき、勝利をもぎ取った。
3年生3人はレギュラーとしてチームをけん引。持ち味の『ボールをコートに落とさない守りのバレー』を貫き目標達成に大きく貢献し、高校バレー生活を締めくくった。2人の女子生徒は翌日の推薦入試にも見事、合格した。
前主将は「コロナの影響でいつもと違う1年でしたが、最後に、小さいころからテレビで見て憧れていた春高バレーの全道大会で目標のベスト8進出を達成できて、本当に良かったです。悔いなく引退できました」とにっこり。
新主将となった女子生徒(2年)は「3年生3人は、とても頼りになりました。伝統を引き継いで今後の新人戦、高体連でも全道大会に出場し、ベスト8に入れるように頑張ります」と気持ちを新たにしている。 (匡)