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置戸町の道有林で「照査法」試験

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2021/01/15掲載(置戸町/社会)

65年間の調査で見えたもの

成長が伐採量上回り安定した蓄積量確保
長年蓄積された林業技術者の技も一役

置戸町市街地のすぐ近くに存在する試験林(後方)。秋の紅葉が美しい

置戸町市街地のすぐ近くに存在する試験林(後方)。秋の紅葉が美しい

 置戸町の道有林に1955(昭和30)年、照査法試験林が設定され、最初の一巡(第1経理期、8年間)は、不良木の整理による林相整備のため強度の伐採を行った。その後、第2経理期以降は、各区画の樹木の体積である蓄積量の2割前後を伐採。その結果、試験開始当初の蓄積量が1㌶あたり331立方㍍だったのが1990年頃には338立方㍍と当初蓄積量を上回り、現在は1㌶あたり400立方㍍近い蓄積がある。伐採量を上回る成長量を残せたことが数値で示され、実績として表されたことになる。

 かつての演繹的な成長予測ではなく、照査の繰り返しによる合理的施業の経験を体系化し、事業レベルの森林施業に応用していくことが大事だとしている。

 照査法のデータ分析に長年かかわってきた元・北見道有林管理センター署長の青柳正英氏は、置戸の照査法試験林について当初の50年間を振り返り「置戸の試験林は連続層林を形成し、伐採を通じてそれぞれの林木が最適に陽光、地上(地下)空間を占有できるよう立体的に配備されている」と置戸の構造の特徴を“自然の妙味”として述べている。

 また“人の技”に係るところも見逃せないとして「長きにわたり、選木に当たって樹冠配置に細心の注意を払い、密生林分では疎開させ、疎開林分では更新作業により樹冠閉鎖を促進させ、これらを通じて林木の最適な生育環境の維持に努めてきた幾多の林業技術者の智と汗の結晶によるものであると考える」としている。

   <つづく>