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2021/01/19掲載(北見市/社会)

オホーツクEV推進協が北見工大構内で

 暴風雪で自動車内に閉じ込められた状況を想定した「厳冬期車内閉じ込め実験」が8日夜から9日朝にかけて、北見工業大学構内で行われた。電気自動車(EV)を3台並べ、電力消費量などを計測した。

暴風雪、閉じ込められたら…電気自動車使い一晩実験
暖房使っても一酸化炭素中毒の心配なく
電力にも余力を確認「EVは災害時の対応にも有効」

8日午後8時ころ

8日午後8時ころ

 産学官で構成するオホーツクEV推進協議会が北見工業大学地域と歩む防災研究センターの協力を受け実施し、今冬で3回目。同センター地域協働防災研究部門長の高橋清教授によると「暴風雪により車両が立ち往生し車内に閉じ込められた場合、ガソリン車は排ガスによる一酸化炭素中毒の危険性からエンジンを停止せざるを得ず、車内温度の低下から低体温症などのリスクが懸念される」という。一方、EVは動力が電気であるため一酸化炭素中毒の危険がないそう。

 実験は「EVで走行中、記録的な暴風雪により立ち往生した。救助を要請したが、現場に到着するまでかなりの時間を要するという返答。救助が到着するまで、エアコンをつけたまま寒さをしのぐこととした」という想定。

 1年中で最も寒い1月の同じ時期を選び、今年は8日午後8時から翌朝6時まで10時間にわたり実施した。

 一昨年と昨年は車内温度を12度に設定したところ、より寒かった昨年のほうが消費電力が7ポイント増加した。

 今年は車内温度をより高めの18度と25度などに設定。1台は雪山に埋まったスタック状態を作り上げ実験をスタートした。

 翌朝、高橋教授は「最低気温は氷点下14度ほどで比較的冷え込まなかった。ライトよりもエアコンによる電力消費が大きかったが、それでも雪山にスタックした車両の電力消費は80%ほどで、まだ余力があった」と実験の速報値について語り、「EVは環境に優しいだけでなく災害時の対応にも有効で、まだ基礎データの段階だが知見を積み重ね、論文にまとめたい」と意欲を示した。    (寒)

 

9日午前6時、いずれも北見工大駐車場で

9日午前6時、いずれも北見工大駐車場で