置戸町、農業被害多大

2022-08-05 掲載

(置戸町/社会)

玉ねぎ、小麦など延べ49戸353㌶

 6月と7月の計3回にわたる集中豪雨と突風、降ひょうで置戸町内でも大きな農業被害を受けた。町の調べによると延べ49戸の計約353㌶で玉ねぎや小麦、デントコーンなどの農作物と農地に被害が及んでいる。3日に開かれた臨時町議会で被害状況が報告され、今年の栽培を断念する廃耕(はいこう)措置への今後の町の支援策などを緊急に審議した。

6、7月3度にわたり大雨、突風、降ひょう
深川町長が行政報告 営農支援へ

大雨被害に遭った置戸町境野地区の玉ねぎ畑 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
大雨被害に遭った置戸町境野地区の玉ねぎ畑

 臨時町議会で深川正美町長は「被害に遭われました方々には心よりお見舞い申し上げます」と述べ、被害状況を報告した。

 それによると、いずれも短時間の激しい雨と突風、落雷、降ひょうで6月19日には秋田地区と境野地区合わせて5戸の農家が計17・8㌶で被害に遭った。

 7月4日には境野地区の小麦の倒伏状態から見て、ダウンバーストによる突風が発生したと推測され、秋田地区から勝山地区まで広範囲に29戸の計310㌶で被害を受けた。この面積は町内全農地の7・5%に及ぶという。

表土流失や冠水…廃耕に至った畑も

 7月18日は大雨警報が発令されるなか、気象庁が置戸町境野に設置するアメダス観測で1時間あたり67・5㍉の激しい雨を観測した。

 これは1977年の観測開始以来、同地点における1時間あたりの最大雨量で、これまで最大だった2017年7月16日の46・0㍉を大幅に更新した。

 行政報告によると、この大雨で小麦、デントコーン畑を中心に秋田地区で2戸の6・9㌶、境野地区で2戸の2・1㌶、川南地区で2戸12・8㌶、豊住地区で9戸3・7㌶の合わせて15戸25・5㌶の農地で表土流失や冠水の被害に遭った。3回合わせると町内49戸の353・3㌶に及ぶ。

 深川町長は「廃耕に至ったのはこれまでに6戸の30㌶に及ぶ。今後、営農意欲が失われないよう、次年度以降に向けての対策に努めたい」と述べ、廃耕した畑地に緑肥をまく、種子購入費用の一部を補助する支援策を議会に提案した。   (寒)

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