連載 網走市・虚偽答弁? ごみ問題のホント㊤

2022-09-22 掲載

(網走市/政治)

残余年数「2年半」メモ

 ごみ最終処分場問題で揺れる、網走市。15日の市議会定例会で市役所は、最終処分場の残余年数を「2年半」とする資料が存在したことを一転して認めた。その前日、市は同定例会一般質問で関連資料は「ない」と答弁しており、異例の答弁修正に対し同市議会は緊急質問することを決め、市側を追及した。市はこれまで、ごみ最終処分場の残余年数は「4、5年」としてきた。(大)

市議会は疑念深め、追及重ね

「2年半メモ」の存在を認め、15日の議会で謝罪する水谷市長(YouTubeより) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
「2年半メモ」の存在を認め、15日の議会で謝罪する水谷市長(YouTubeより)

■「ない」

 9月14日の同市議会定例会一般質問。近藤憲治議員は、ごみ最終処分場の残余年数を「2年半」とした資料が存在するのか尋ねた。市の担当部長は「ない」と答弁したものの、同日夕方には存在したことが判明した。

 同15日の定例会冒頭で、市側は前日の答弁を修正し、残余年数を「令和6(2024)年度末」と記したメモが存在することを認めた。

■仮定の数字

 市の説明では〝2年半メモ〟は委託したコンサルタント会社が7月6日に作成。処分場の延命策について、地元業者との打ち合わせ用に作った資料だった。

 市側は、このメモで示した残余年数2年半は、仮定の数値という答弁を繰り返した。

■ホントの情報は?

 網走市のごみ最終処分場は、2032年度までの15年間使えるはずだった。しかし、計画に盛り込んだ生ごみ100%たい肥化などが実現できないことなどから、計画期間を大幅に前出して満杯になる。

 市はこれまで、最終処分場の残余年数は「あと4、5年」と説明していた。一方、「最短だと2年半」という情報は公表していない。

 近藤議員はこれまで、市側に対して最悪のケース(残余年数は最短で2年半など)を市民に示した上で対策を講じるべき—と幾度も指摘。同15日定例会での緊急質問では、答弁修正について「虚偽答弁がなされたと受け止めている」と厳しく批判した。

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