求人倍率5・63倍、過去10年で最高に

2023-10-26 掲載

(北見市/社会)

北見公共職業安定所管内 高卒予定者の職業紹介状況

少子化の影響などで就職希望者は減少続き
建設業など業界の人手不足で〝売り手市場〟に

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 北見公共職業安定所は、8月末現在の同安定所管内の高校3年生の職業紹介状況をまとめた。同管内の求人倍率は5・63倍で前年の4・60倍を1・03ポイント上回り、過去10年間で最も高倍率となっている。

 同管内16校の高校3年生1160人のうち、就職を希望する生徒は176人。このうち管内への就職希望者が111人で63%に上る。これに対し、管内事業所の求人は625人となり、求人倍率は5・63倍という売り手市場。

 2015年以降の職業紹介状況(表参照)を見ると、就職希望者は少子化の影響で年々減少が続く。一方、求人数は右肩上がりの傾向が見られ、求人倍率が上昇している。

 同安定所によると「長い目で見て若い人材を雇用したいという事業主が増えている。地元で就職をしたいという高校生にとっては好ましい状況」としている。

 求人を産業別に見ると、建設業が全体の35%を占めており、業界全体の人手不足が影響。次いで卸売・小売業が14・2%、製造業12・8%、医療・福祉10・6%が上位となっている。(柏)

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