体育館の利用継続を

2023-11-24 掲載

(北見市/社会)

北見市勤労青少年ホーム

 北見市勤労青少年ホーム体育館(室)の利用者団体は17日、体育館の存続を求める要望書を市に提出した。市は老朽化が進む同施設を2025(令和7)年3月末で閉館させる考えを伝えたが、利用者団体は「徒歩で通う利用者は活動をやめざるを得ない」としている。

利用者団体が北見市に要望書提出

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 同ホームの本館は1969(昭和44)年、体育館は72(同47)年に完成。本館では講座や教室、体育館ではスポーツサークルなどが活動。両施設とも築50年以上が経過し、老朽化と利用者の減少が続いている。

 市は公共施設マネジメント計画に基づき施設の統合・再編を進めており市子ども未来部は今年7月、利用28団体に「令和6年度(令和7年3月31日)をもって、勤労青少年ホームを閉館する方向で検討を進めているところ」と記した説明文書を配布。閉館後の代替施設として中央公民館や地区トレセンなどを想定しているという。

老朽化と利用者減で2025年3月末での閉館を検討
代替案に「徒歩で通うメンバーはやめざるを得ない」

 今回、要望書を提出したのはミニバレー6団体で、46人分の署名を添えて浅野目浩美副市長に提出。「メンバーの年齢は70~80代で、徒歩で通うメンバーのほとんどはやめざるを得ない」とし、体育館を引き続き利用できるよう求めている。

 浅野目副市長は「皆さんの思いは重く受け止めるが、老朽化した施設だけに事故があってはならない。他に方策があるか検討し、一定の結論を出したい」と理解を求めた。(柏)

キーワード

  • 体育館
  • 要望書提出

関連記事

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー