重大ニュース2023年 北見

2023-12-20 掲載

(北見市/その他)

写真撮影=佐藤雅彦氏 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
写真撮影=佐藤雅彦氏

北見市初の重文指定

常呂川河口遺跡墓坑出土品

 北見市の「常呂川河口遺跡墓坑出土品」(ところ遺跡の森所蔵)が、6月27日付で国の重要文化財に指定された。縄文時代晩期から続縄文時代中期にかけて発掘された土器や石器、装飾品など貴重な出土品で構成され、考古学的価値が高く評価された。市内での同文化財指定は初めて。

 出土品は1988(昭和63)年度から2002(平成14)年度まで15年がかりで行われた発掘調査で見つかった墓坑関連資料のうち、代表的な1805点で構成される。(柏)

韓国・晋州市から7年ぶり公式訪問団

姉妹都市の絆深める

 北見市の姉妹都市、韓国・晋州市の公式訪問団が7年ぶりに来北。3月28日、チョ・ギュイル市長ら5人の訪問団が市役所を訪れ辻直孝市長らと懇談した。両市長はコロナ禍などで途切れた交流の再開を誓い、今後の積極的な意見交換、情報交換に向け「姉妹都市交流に関する相互協力協約書」を交わした。

 両市は民間交流を発展させる形で1985(昭和60)年、姉妹都市提携を締結。2年に1度の相互派遣などで交流を深め、提携30周年の2016年には双方の訪問団を派遣。しかしその後はコロナ禍の影響もあり、交流が途絶えていた。(柏)

熱中症警戒アラートで一斉臨時休校に

全小中学校にエアコン設置へ

 記録的な猛暑に見舞われた今夏。北見地区消防組合消防本部(北見市、置戸町、訓子府町)の5月~9月20日の熱中症搬送人数は125人で、前年同期間の39人に比べ3倍に上った。7月と8月の2カ月間で101人に上り、異例の夏となった。

 「熱中症警戒アラート」が発令された8月23日と24日、義務教育学校を含む市内18の小学校が「危険な暑さ」を理由に臨時休校。こうした事態を受け、市は来年夏までに全小学校と義務教育学校、25年夏までに全中学校にエアコンを整備する。(柏)

「パラきたKids」リニューアルオープン

新たな大型遊具導入

 北見市の屋内子ども遊技場「パラきたKids」が4月29日、まちきた大通ビル6階にリニューアルオープンした。

 旧市議会議事堂跡地を改修し、手狭だった5階から移転。スペースが3・6倍に広がり、新たにボールプールや立体ネット遊具、カーリング遊具などを導入した。このほかキッチンスタジオや多目的室、飲食可能な交流スペースなどを備えている。

 リニューアルに併せて、これまで未就学児としていた子どもの対象年齢を小学生まで拡大した。(柏)

中央大通沿道地区再開発事業始まる

 北見市中心部の中央大通沿道地区再開発事業が今年度から始まった。

 事業主体は、札幌の不動産開発事業者の特別目的会社。1・6㌶の開発エリア内に6階建の仮称・経済センタービルをはじめ市の休日夜間急病センター、高齢者福祉施施設、14階建の分譲マンションなどを建設する。

 当初は2025年度の事業完了を見込んでいたが、資材調達の都合や設計内容の精査などで各施設の建設時期が遅れ、26年度完了に修正された。(柏)

新型コロナ対策見直し
マスクなし卒業式も

 国の新型コロナウイルス対策の大幅な見直しに伴い、3月には北見市内でも〝マスクなし〟の卒業式が行われるなどアフターコロナの生活が始まった。

 5月からは、これまで感染症法上の「2類相当」に位置づけられていた新型コロナウイルス感染症が、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に変更され、感染対策は原則、個人・事業所の選択を尊重した自主的な取り組みが基本となった。

 それに伴い、アクリル板の撤去や中止されていたイベントなどが再開するなどコロナ禍以前の生活に戻っていった。(柏)

姉妹都市交流に関する相互協力協約書を交わすチョ・ギュイル市長と辻直孝市長 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
姉妹都市交流に関する相互協力協約書を交わすチョ・ギュイル市長と辻直孝市長
パラきたKids == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
パラきたKids
中央大通沿道地区再開発事業 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
中央大通沿道地区再開発事業

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