北見労働基準監督署は2023年の同署管内の労働災害発生状況(速報値)をまとめた。発生件数は389件で前年比75件減少したものの、死亡事故は5件で前年の1件を大きく上回った。
労働安全衛生法に基づき、休業4日以上の労災発生件数を集計した。業種別では製造業が68件(前年比7件増)で最も多く、次いで商業が44件(同14件増)、建設業32件(同10件減)、道路貨物運送業が25件(同2件増)など。
死亡事故5件の業種は建設業2件、製造業、道路貨物運送業、警備業が各1件。事故の内容は、フォークリフトにからむ事故が2件で、このほか屋根からの墜落や交通事故、熱中症となっている。(柏)