管内では北見保健所が昨年11月24日、インフルエンザの警報を発令。網走保健所は同日に注意報、12月14日に警報を発令するなど年末にかけてインフルエンザが流行した。
学校が冬季休業に入ると沈静化したが、授業再開後は増加に転じた。北見は1月28日までの直近1週間の定点報告数が8・71人、網走は9・40人と、この2週間で増加している。
一方、新型コロナは昨夏の第9波以降、一旦沈静化したものの、このところ増加傾向が続く。北見保健所管内の直近1週間の定点報告数は10・86人と前週の5・57人から急増し、網走は12・40人で年明け後は4週連続で増加した。
北見市内では、1月下旬以降、インフルエンザや新型コロナによる小中学校の学級、学年閉鎖が相次いでいる。
北見保健所によると「現在、医療機関がひっ迫するような状況ではないが、高齢者や基礎疾患のある人など重症化のおそれがある人はより注意が必要。栄養摂取と睡眠で免疫力を上げ、手洗いやうがいの励行などで体にウイルスを入れない心がけを」と呼びかけている。 (柏)