流行期に備えしっかり予防を

2024-11-06 掲載

(その他/社会)

インフルエンザ・新型コロナ

 11月に入り、インフルエンザや新型コロナウイルスが心配される季節を迎えた。昨冬はインフルエンザ、新型コロナとも冬場に感染が拡大。流行期に備えて予防方法や感染した場合の対処などを紹介する。

新型コロナはじわり拡大傾向
熱が出たら体冷やして水分補給を

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 最近の定点医療機関報告数を見ると、インフルエンザは北見保健所、網走保健所管内ともにこの4週間ほど0人が続く。一方、新型コロナはわずかながら拡大傾向を示し、直近の1週間は北見が3・17人、網走が0・80人。

 インフルエンザ、新型コロナとも冬場に感染が広がる傾向が見られることから、今後は特に注意が必要だ。

 インフルエンザは一般的に38度以上の急激な発熱や筋肉痛、関節痛、悪寒や倦怠感などの全身症状が大きな特徴。新型コロナの場合、症状は比較的緩やかに現れることが多く、初期症状は普通の風邪に似てせきや発熱などの症状が現れる。新型コロナは以前に比べ重症化リスクは低下したものの感染力が強いとされる。

 感染対策はインフルエンザ、新型コロナともほぼ共通しており、基本は手洗いやうがい、人混みでのマスク着用など。このほかワクチン接種や免疫力を高めるための適度な運動や十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事などが大切。また、空気が乾燥すると気道粘膜のバリア機能が低下するため、加湿器などを活用して適切な湿度を保つ。

 学校保健安全法によると、インフルエンザは「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで」、新型コロナウイルスは「発症した後5日を経過し、かつ症状が軽快した後1日を経過するまで」が出席停止期間とされている。

 北海道感染症対策課は感染した場合、熱がある時は体を冷やし、こまめの水分補給、部屋の加湿、消化やのどごしの良い食べ物を取るよう呼びかけている。(柏)

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