美幌町災害ボランティアセンターの立ち上げ訓練が15日、青稲地区ふれあい会館(稲美)で行われた。町民ら約50人が参加し、被災者の支援依頼を受け、ボランティアを派遣するまでの流れを確認した。
センターは、災害時に町内外から集まるボランティアの特性と、被災者が求める支援を調整し、円滑に活動できるよう「マッチング」をするのが大きな役割。美幌町では、町と社会福祉協議会が連携してセンターを立ち上げることになっており、2019年以降、定期的に訓練している。
訓練は大雪で「家の周りの雪を排雪してほしい」「玄関口を開けてほしい」などの依頼が寄せられる想定。センター運営側とボランティア側に分かれ、運営側は依頼内容に応じて派遣する人員を決め、ボランティア側はスコップやスノーダンプなど必要な資機材を決め、車に積み込んで実際に現地に出動し、除雪に汗を流した。(浩)