北海道建築士会北見支部女性部による出前授業「パズルで住まいを考えよう!」がこのほど、北見中央小学校で行われた。6年生約40人が〝建築士〟となり、専用アプリを使って依頼主の理想の住まいを完成させた。
出前授業は子ども達に建築士の仕事に関心を持ってもらおうと、北見市内で初めて実施。女性部の会員ら8人が訪問した。
児童達は住まいの役割などについて学んだ後、タブレット端末からアプリを起動し、1人暮らしの70歳女性の住宅について考えた。その際「寝室とトイレは近くに」などの条件が出され、児童達はタッチパネルを操作しながら玄関や台所の位置を決め、家具などのパーツをパズルのように配置して条件にあった間取りを追求した。
授業を終えた6年生の加藤菜々さんは「建築士は使う人のことをじっくりと考えて工夫していることが分かりました」と話していた。
講師を務めた女性部会長は「建築士は自分の考えた建物が形になる、やりがいのある仕事です」と児童達に魅力を語りかけた。
同支部は今後も出前授業を実施していきたいとしている。(理)