北見地区交通事故抑止対策会議 増加傾向に懸念

2024-02-23 掲載

(北見市/社会)

自転車事故、飲酒運転…若者への啓発必要

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 今年の第1回北見地区交通事故抑止対策会議が15日、北見交通安全研修センターで開かれた。北見警察署管内の北見市、訓子府町、置戸町の交通安全関連団体から25人が集まり、最近の事故発生状況の報告を受け、事故防止策の検討に取り組んだ。

 担当した北見警察署の関渡署長が「交通事故発生件数、死者数ともに昨年は増えた。被害を減らしたい。みなさんの協力を」と挨拶。同署交通課が昨年の交通事故発生状況について「全道と同様に北見警察署管内でも増加傾向にあり、懸念される」と資料(記事後半に掲載)を添えて報告した。

 最後に同課の山田靖課長が北見署管内の昨年の交通事故について「高齢運転者の事故が多い一方、自転車が原因の事故は高校生以下が77%で、ルールやマナーの周知が大切。飲酒運転は若者の間で増えていて、家庭から啓発に取り組めれば」と事故抑止策のヒントを投げ掛けた。(寒)

 ◇令和5年北見署管内(北見市、訓子府町、置戸町)の交通事故の概要~北見方面北見警察署交通課

・死者数5人(前年比+2人)発生件数131件(+23件)傷者数156人(+26人)

【交通死亡事故の概要】

▽4月2日午後5時52分北見市とん田東町国道39号普通乗用車×歩行者

▽5月28日午前1時50分北見市留辺蘂国道39号車両単独路外逸脱

▽7月25日午後9時31分北見市常盤町国道39号普通乗用車×歩行者

▽10月12日午後3時15分北見市端野国道39号自転車×普通乗用車

▽11月25日午後6時20分北見市留辺蘂国道39号車両単独路外逸脱

【人身事故の増加】

・歩行者と車の事故(前年比+8件)

・自転車と車の事故(同比+15件)

【高齢運転者の事故】

・65歳以上44件(約33・6%)うち75歳以上25件(高齢運転者側に原因のある人身事故)

【子どもが関係する事故が増加】

幼児5件(前年比+3件)小学生5件(同+4件)中学生10件(同+9件)高校生11件(同+9件)

【飲酒を伴う人身事故】

・3件(前年比+2件)飲酒運転の取締り件数20件(同+5件)

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