第9期北見市高齢者保健福祉・介護保険事業計画案(2024~26年度)では、介護サービスの利用基準となる要介護・要支援者の認定数をまとめている。
それによると、21年度の認定者数(要支援1~要介護5)は8173人だったが、23年度は8233人、第9期最終年度の26年度は8408人となり、5年間で235人(2・9%)増加する見通し。
要介護・要支援認定者では認知症ランク2以上が60・9%
それとともに認知症高齢者の数も増加傾向が続き、事故や徘徊、介護者の負担増など様々な社会問題が懸念されている。23年度の要介護・要支援認定者8181人のうち、認知症ランク2以上の人は4981人で60・9%を占める(表参照)。一方、65歳以上で認知症の症状がある人の割合は23年度12・7%となっている。
※認知症ランク2=日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる