平時からつながりの大切さ痛感

2024-03-08 掲載

(美幌町/社会)

被災地から帰町の美幌町社協・西脇さんが報告

 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==

 能登半島地震被災地支援のため、2月に石川県志賀(しか)町に派遣された美幌町社会福祉協議会福祉活動専門員の西脇一宏(いっこう)さん(30)が帰町後、町内の会合などで活動を報告している。

 西脇さんは2月21~27日の日程で志賀町に派遣。社会福祉協議会が開設する災害ボランティアセンターを拠点に、志賀や富来(とぎ)地区で被災状況の現地調査などに従事した。

 4日には社会福祉協議会三役会の席上で報告。調査では、2階建の1階部分がつぶれ平屋建のようになった住宅や、床が斜めに傾いた住宅、倒れた塀が散乱する住宅などの写真を紹介した。

 現地で支援をする上で、他の班や関係機関など周囲との情報伝達や共有が不十分な点も感じたという。西脇さんは「富来では被災者の方が避難して不在のため、調査ができなかったり、詳細が分からないケースが多くありました。平時から関係機関とつながりをもつ大切さを痛感しました」と話した。

 美幌では、災害時に美幌町社会福祉協議会が中心になって災害ボランティアセンターを立ち上げることになっており、2019年以降、定期的に訓練を続けている。西脇さんは今回の経験を踏まえ「より多くの団体や機関の皆さんにも参加してもらいたい。被災情報を画面上で共有できるアプリの導入などICT化も進めたい」と話している。(浩)

キーワード

  • 能登半島地震被災地支援
  • 被災地

関連記事

検索フォーム

キーワード

地域

表示順

 

カレンダー