美幌町手をつなぐ連絡協議会主催の防災講演会が10月25日、町元町の美教寺で開かれた。
訓子府町在住の防災士、西野直樹さんが講演。美幌で考えられる災害として、水害、地震、暴風雪、停電などを挙げた。
このうち、雪で車が立往生した時の対応について「排気ガスが車内に入るような状況ではエンジンを止めなければならないが、止めると車内の温度は5分で外気温と同じまで下がる。車内に防寒着など車中泊ができる備えをしてください」と呼びかけた。
地震の備えについては、たんすなど背の高い家具が倒れやすい方向で寝ないこと、逃げるための動線を確保することなどを指摘。「知人宅に身を寄せる時は、安否を報告してください。報告がないと行方不明者になり、探すための人手が生じてしまいます」と述べた。
このほか「水害時は長靴は厳禁。水が入ると重くて歩けなくなります」などと助言。災害用に役立つ携帯トイレも紹介した。(浩)