北見手づくり絵本美術館40周年記念の「北見手づくり絵本展」が北見市常盤町の同美術館で始まった。「誰かが誰かのために」(同美術館)と制作した初公開のオリジナル絵本132冊が並ぶ。24日午後3時まで。無料。
北見手づくり絵本の会が1989年3月から年2回ずつ開催し、同会によると前回までに寄せられた一点ものの絵本は合計1万1412冊に上るという。
今年も市内の2つの幼稚園から卒園記念絵本が届いた。園生活の思い出を絵や作文にした力作で、園児の成長ぶりが伝わってくる。
美幌のささきかおりさんは、縦横約3㌢の小さなサイズで作ったミニチュア絵本20冊を出展。おうち風の本棚も用意され子ども達がさっそく、ごっこ遊びで絵本のある物語を創作していた。
ベテラン会員のスマホに送られてきた謎のメールを題材にした作品や、5歳の女の子がタブレット端末に描いた絵を綴った絵巻風作品など、今どきの絵本も紹介されている。そのほかの絵本を含め、手に取ってゆっくりと読むことができる。(寒)