道警北見方面本部長に3月25日、藤原陸実氏(59)が着任した。同本部で記者会見を開き、抱負を述べた。

　藤原氏は札幌市出身。道警本部で組織犯罪対策に携わったほか、広尾署、札幌西署で署長を務めた。前任は北海道警察学校長。

　着任にあたり「日々の暮らしの中で安全安心を実感できるよう努めたい」と述べ、具体的に2項目の取り組むべき事柄を挙げた。

　死亡交通事故抑止を第1に挙げ「対策の効果を高めるために、地域・関係者と一体となった取り組みが重要だ」とした。次いで「特殊詐欺が全国的に増加傾向にあり、交番の巡回啓発などにしっかりと取り組みたい」。また「犯罪被害者支援もしっかりとやっていきたい」と決意を述べた。

　「30年ほど前に美幌署に勤務した経験がある」と言い、「休日を利用して当時を思い出しながら、まちなみを見て歩きたい」と語った。(寒)