北見税務署長にこのほど、笹原裕次氏(56)が着任した。前職は札幌国税局調査査察部調査第4部門統括国税調査官。オホーツク管内の勤務は初めてで「大自然に囲まれて生活できるのは感激」と話している。
初のオホーツク勤務「大自然に囲まれ感激」
札幌市出身で、札幌国税局を振り出しに道内各地の税務署などでキャリアを重ねた。電子申告(e―Tax)導入時には、国税局で旗振り役の一人として多忙な日々を過ごしたという。その後、e―Taxは使い勝手が格段に向上。「スマートフォンでのe―Tax申告も可能になるなど多くの納税者にご利用いただけるようになりました。当時からは、隔世の感がありますね」と感慨深げだ。
今後については「税務行政のデジタル化の推進とその利便性を納税者や関係者の皆様に実感していただく取り組みに力を入れていきたい。また、昨年10月に運用を開始した適格請求書等保存方式(インボイス制度)の定着に向け、事業者の立場に立って丁寧に対応していきたい」と抱負を語る。
プライベートでは「地元の人がお気に入りの場所にも足を運び、私自身の『お気に入り』を管内各地に見つけたいですね」。趣味は旅行計画を立てること、そして「自分自身を見つめ直す時間が持てる」というソロキャンプ。(柏)