秋まで金管楽器に取り組み、リコーダーは3年~6年の13人が11月から本格的に練習してきた。顧問の渡辺隆子教諭によると「パート練習で課題を出し合い、次の日には改めて全体で音を作るのが楽しくなるような練習だった」と振り返る。
録音の予選審査を経て小学校の部は全国十数組に絞り、本選は有観客のステージ発表で実施。同バンドはメンバーそれぞれが異なるリコーダーを操り、ジーク作「セレブレーション」を6分以内にアレンジして発表した。
金・銀賞の審査結果に続き、最後に出場64組の中から特に優れた団体・個人に与えられる「花村賞」が発表され、訓小が告げられるとメンバー達は皆うれし涙があふれたそう。
高い音楽性が評価され最高得点獲得
今回、花村賞は小学校、中学校、一般から個人まで5組に贈られ、その中でも同バンドは最高得点を獲得。審査員からは高い音楽性が評価された。
藤森紗奈部長(当時6年)は「コロナ禍で先輩達が本選に行けない悔しさを見ていたので絶対取りたいと思っていた。うれしい」と報告し、渡辺教諭は「簡単には取れない賞。ふだんの頑張りの成果」とメンバーをたたえた。(寒)