山菜採りには万全の対策を

2024-05-13 掲載

(美幌町・津別町/社会)

津別で滑落による死亡事故発生

 山菜採りの季節を迎え、美幌警察署などが遭難に注意を呼びかけている。5月2日には、津別町美都で山菜採り中だったとみられる男性が死亡。道内では山菜採り中にヒグマに遭遇し、襲われる事故も相次いでおり、こちらも万全に対策するよう呼びかけている。

ヒグマ関連の事故も多発

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 2日の津別町のケースでは、高齢の男性ががけの下で倒れているのを道警のヘリが発見し、死亡が確認された。警察署によると、山菜採り中に滑落したとみられる。男性は以前、津別町に住んでいたため土地勘があり、家族には行き先を告げていなかった。

 遭難を防ぐポイントとして警察署は①複数人で行動する②行き先と帰る時間を家族や知人に伝える③携帯電話やコンパス、鈴や笛(ホイッスル)、ラジオなどを携帯する④なるべく目立つ色の服装をする―などを挙げている。特に携帯電話については「万が一の時に自分の位置を確認したり、知らせることができる。車内などに残していては意味がない。必ず携帯してほしい」と呼びかける。

必ず電話を携帯し、複数人で行動を
ヒグマは〝遭わない〟ことが重要

 道内では山菜採りでヒグマに遭遇するケースも相次いでいる。4月28日に根室市で山菜採りに向かう男性の車にヒグマが体当たりし、車のフロントガラスが割れるなどの様子が報じられた。5月5日には日高管内浦河町で山菜採りをしていた高齢の男性がヒグマに襲われ、大けがを負ったというニュースが流れた。

 ヒグマ対策として警察署は、複数人で行動する、音を鳴らすなど遭難防止の事項に加えて①ヒグマの足跡やふんなど痕跡を見た場合は引き返す②できればヒグマ撃退スプレーなども携行する―などを挙げている。(浩)

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  • 山菜採り

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