美幌警察署は5月28日朝、美幌町内の通学路で、自転車を利用する児童、生徒らにヘルメットの着用を呼びかけた。
自転車利用者のヘルメット着用は、2023年4月の道路交通法改正で努力義務化された。
しかし、警察署によると、北海道内の着用率(2023年7月)は6・4%で、全国13・5%の半分以下にとどまっている。
この日は署員、美幌地区交通安全協会の職員らが美幌中学校、旭小学校の通学路に立ち、自転車を利用する生徒らに「自転車は車のなかまです」というパンフレットを手渡した。
大半はヘルメットを着用していたが、署員の姿を見てヘルメットをかぶる生徒や「髪型のせいでうまくかぶれない」と自転車のかごにヘルメットを入れて走行している生徒もおり、注意を呼びかけた。
警察庁によると、自転車事故で亡くなる人の約60%が頭部に致命傷を負っており、正しい着用が命を守ることにつながるとして喚起している。(浩)