
北見市交通安全市民運動推進委員会(会長=辻直孝市長)は4月23日、2025年度定期総会を北見市民会館で開いた。1月に市内で死亡事故が発生しており、今年度は交通事故抑制対策を強力に推し進め、安全で安心な社会を目指す。
24年度の事業報告で、24年中の市内での交通事故発生件数は106件(前年比22件減)、死者数は0人(前年比5人減)、傷者数は132人(前年比21人減)で、死者数0人は、1954(昭和29)年の統計開始以降、初めてであることを報告した。
25年度の事業計画は、次の6項目を重点に活動する。①歩行者保護意識の醸成と歩行者のマナーアップ②高齢者の安全確保③飲酒運転の根絶④スピードダウンと全席シートベルト着用の徹底⑤乗用車ヘルメットの着用などの自転車等の安全利用⑥安全意識の向上。ほかに、交通安全教室や研修会などを開催し、交通事故防止の推進を図る。
総会を前に、交通安全功労者表彰が行われた。田端いこい老人クラブなど9団体と、個人では2人の男性が表彰された。
佐藤慎也副会長はあいさつで「尊い命が交通事故で失う事のないよう、みなさんのご協力のもと、安全安心な街を作っていきたい」と話した。 (知)