コープさっぽろが主催する「平和スタディツアー」のメンバーに、北見藤高校の女子生徒(3年)が選ばれた。女子生徒は8月に広島県で開かれる平和記念式典への参列や広島平和記念資料館の見学などを通じ、平和や命の尊さについて理解を深める。
スタディツアーは2012年から始まり今年で13回目。若い世代に平和の思いを継承するため、道内の中高生を対象に毎年実施している。今年管内からツアーに参加するのは女子生徒のみ。
女子生徒は昨年、修学旅行先の沖縄県で戦争の悲惨さと平和の尊さに触れ、机上の学びだけでなく、実際に見て知ることの大切さを痛感し、ツアー参加を希望した。
5月31日にはコープさっぽろ北見地区委員会の委員長ら3人が藤高校を訪れ、女子生徒と顔合わせを行った。女子生徒は「戦争について知っているつもりで知らないことがたくさんあると思います。たくさん勉強し、みんなと共有したい」と意気込みを語った。
ツアー終了後には報告会が企画されている。 (理)