今年、市内でのヒグマの目撃、痕跡の確認件数は4月が1件、5月が7件、6月が13件の計21件。自治区別では北見と留辺蘂が各8件、常呂が5件、端野が0件。現場は山林付近や農地などが中心だが、中には住宅地に近い場所での目撃情報もあった。人的被害などは報告されていない。
住宅地に近い場所での目撃も
見かけたら警察などに通報を
道警の調べによると、道内では毎年のように人がヒグマに襲われる事案が起きている。発生時期は春から秋にかけてで、特に4~6月と9~10月に集中。近年の被害件数は2018年が2人、19年が3人、20年が3人(死亡1人)。21年は12人(死亡4人)と近年では突出して多く、22年は5人。主に山菜やきのこ採取、農作業、林内作業、登山などの際に被害に遭っている。
市や道は「一人で山林に入らない」「鈴などで音を出しながら行動する」「クマの足跡や糞を見つけたらすぐに引き返す」などの対策を求めている。
クマを目撃した場合は市町村役場や警察に連絡を。