北海道銀行の「夏休み親子で銀行体験」が14日、道銀北見支店で開かれ、小学生と保護者9組21人が参加した。重さ約10㌔の1億円分の札束を持ち上げる「1億円体験」など、親子らが楽しみながら銀行の仕事に触れた。

　普段、銀行になじみの薄い子ども達に銀行業務を知ってもらおうと、毎年実施されており、今年は道内8店舗で開かれた。

　参加者は行員の案内で店内を回り、貸し金庫やATMの裏側を見学。硬貨を棒状にまとめたり、紙幣を束ねるといった銀行ならではの機械の操作やお札の数え方などを学んだ。

　1億円体験では7月に発行が始まったばかりの新1万円札の束が用意され、持ち上げた親子らは「見た目より重たい」「意外にこじんまりとしている」などと感想を口にし、大金の重さを実感した。

　参加した北見の男子児童(9)は「お金をまとめる機械のスピードが速かった。普段できないことができてうれしかった」と笑顔で話し、父(48)も「未知の世界を知ることができた」と銀行の舞台裏を楽しんでいた。(理)